月曜日, 2月 21, 2005

悲鳴

どうしてあのような荒々しい咆哮を出していたのか、昨日聞いた紅の馬の咆哮が耳について離れない。

しかし、その答えがわかった。まだ見ぬ姉妹たちの一人が、凄絶な責め苦を受け、心が破壊されてしまったのだ。

まだ見ぬ姉妹の一人が、黒の森の中で、青白く光る燐光をまとわりつかせた黒の騎士達に追い回され、血と泥と排泄物まみれにされた揚げ句、黒の騎士達に蹂躙されてしまった。

私の心の中に突如飛び込んできたその光景は、あまりにも現実感があるが故に、私の躰にまで変調をきたし、今も、躰の震えが止まらない。